このレビューはネタバレを含みます
フランソワ・オゾンでは一番好きかも。短編の『サマードレス』とかも好きだった気がするけど全然覚えてない。
本作はオゾン流ワインスタイン問題の、美学的昇華の仕方かと思う。プロデューサーに襲われた女優の卵が、逃げ出した後に、そのプロデューサーが殺害されてしまう。
スクリューボールコメディで、女優は弁護士の卵とルームシェアしていて、この友人が容疑を逆手に取って、女優として売り出そうということになる。
この2人の関係がね...。弁護士の子からの、一方的な眼差しが寂しい。
真犯人で登場するのがイザベル・ユペール。晩年のベティ・デイビスでも狙っているのか?
バカバカしく楽しい映画でとても良かったです。