おどろきの白鳥

私がやりましたのおどろきの白鳥のレビュー・感想・評価

私がやりました(2023年製作の映画)
4.3
すごい完成度のコメディ。
特にオデット役のイザベル・ユペールの怪演が印象的。

全体に、男性の既得権益的なところに乗っかった差別的でダメなところと、女性の強かなところをユーモアたっぷりに戯画的な強調(カリカチュア)をしていて、オチもそれに沿ったものとなっていた感じ。

予告編で抱いたイメージよりオデットと主人公のやり取りが短く、103分の中にテンポよくしっかり要素が詰まっていたのが好印象。
『映画大好きポンポさん』じゃないけど、イタズラに3時間4時間と長くなって忍耐力を試される映画より、短い方がずっと満足度が高いかも。