【ペネロペ・クルスがすべて】
見て少し時間がたっているんだけど、時間がたてばたつほど、ペネロペ・クルスの姿だけが残ってくる、そんな映画ですね。
私は別に彼女のファンじゃないんですが、この映画での彼女は、大企業社長の秘書だとか、貧しい家の娘だとか、俳優志望だとか、実際に映画に出て演技をするとか、色々な面を見せてくれている。ちゃんと脱いでいるし、胸も見せている(中山美穂は見習いなさい!)。
映画内映画という工夫がこらされている作品ではあるけれど、そういう、敢えて言えばこざかしい工夫を越えて、ペネロペの姿は輝いている。女優は、こういう映画に出ないといけないし、またこういう映画で存在感を示せないと一流女優ではない、そんなふうに思いました。