【日本の農業危機は昭和30年代に始まっていた】
成瀬巳喜男の昭和33年の映画だけど、最近になってシネマヴェーラの成瀬特集にて初めて鑑賞。
成瀬の映画は、やはりそれなりだなと痛感。
舞台は厚木。今…
淡島千景と木村功が部屋に入るまでに襖を二つ閉じる。部屋には夕陽がさして明暗のコントラストが鮮やかだ。部屋に入った木村が外障子を開けるとそれを淡島が閉じると、障子の腰位置にあるガラス部分で二人が抱擁す…
>>続きを読むびっくりするぐらいおもろなかった。台詞多くて堅苦しい上に動きも少なく、人物がごちゃごちゃして、シネスコも活きてないし、フィルムに小便ぶっかけたような色彩も興醒めした。
軽く調べたところ成瀬と橋本忍…
シネマヴェーラの成瀬巳喜男特集、通いたかったがほとんど行けず、なんとか一本だけこれを見た。
俺は成瀬巳喜男大好きなんだけど、高峰秀子があまり好きではなくて、でも淡島千景と新珠三千代と司葉子は好きなの…
浜辺で淡島千景が木村功に足並みを揃える時それまでのイマジナリーラインを超え、引きのショットに2人がおさめられる
この時に淡島は木村に身と心を寄せた事がさりげなく、かつ大胆に表現されている
ラストシー…
いつもの成瀬のスケールを超えた大作であり傑作。橋本忍の手堅い脚本構成はもう少しコンパクトに出来るのではと思いつつも、時代に取り残されたものたちの悲哀とそこから湧き出てくるユーモアを鋭く描き出す。そこ…
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