くぅー

首のくぅーのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.8
【my映画館2023 #54】

“首なんかどうでもいいんだ!”
 
»北野武監督が主演も兼ねて、“本能寺の変”を題材に武将や農民など様々な立場の人物の野望と運命を描く、戦国スペクタクル。

はい、これはブラッ首なアウトレイジ時代劇をやりたかったんだなぁと…様々な価値観をぶっ込み、大胆に遊んではいたなぁと。

うん、これを時代劇として見ればつまらないだろうし、コメディとして見れば面白いのかも。

で、個人的にはBL要素とかはありでつまらくはなかったけど、全体的にもっとシリアスにふざけて欲しかったなぁと…特に座頭市では気にならなかったけど、武将になるとビートたけしは浮き気味で正にネックで、特に肝心の第一声でガクッとなったりしてw

にしても、キャスティングに関しては北野武監督だよなぁ…これだけの名優が雁首を揃えるあたりはあっぱれ。

なお、その他の俳優陣では、まずは西島秀俊…恩返しの熱演かな。
加瀬亮…北野監督作品ではすっかりヤバいイメージがついてw
遠藤憲一…この面々の中でも流石でしたね。
浅野忠信に大森南朋…トリオ漫才の残り二人みたいで、贅沢な使い方。
中村獅童にこんな役をやらせて、木村祐一がいい役とはw
小林薫の家康にはニヤリで …岸部一徳の利休は納得。
寺島進に津田寛治や勝村政信に堀部圭亮…しみじみと見れて。
大竹まことに荒川良々は意表をつかれ…寛一郎はお疲れ様でした。
さらには、桐谷健太らもナイスなサポート。
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