rodem

首のrodemのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
4.0
自分の価値を死人の首をもって量ろうとする
生人たちのバカし合いのお話

北野監督らしい皮肉にあふれたテーマで
98%男子のみで構成されていて
ポリコレ風潮をあざ笑うかのようでもあったし
男色テーマの時代劇という意味では
自身も出演した大島渚監督作品への
オマージュとしても受け取れる内容

全編ほぼコントの繋ぎ合わせで
過去作品を思い起こさせる
北野監督らしい作品でした

また役者それぞれで
肩の抜いた演技と
入れ込んだ仕上がり具合とが
全く異なっていて
シーン毎の脚色の違いも楽しめました

 ちなみに
当時四十代だったはずの秀吉を
ジジイのたけしが演じてる時点で
それはもうコントでしかない
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