よかった!! ラッパーからオペラ歌手へ。
ガイ・リッチー『キング・アーサー』みたいな「スラムのガキから王になれ!」じゃないですけど、クソみたいな生活から自分が真っ当に評価される世界へ飛び込め! の物語だった。
生まれから「ここはお前のいる世界じゃない」という差別意識があるのも苦しいが、それもまた良いストーリーのアクセントにはなっていた。何度みても苦しいが。
この手の映画はまあストーリーの波もなんとなく想像がつくし、どういう終わりになればいいのかイメージもあるのだが毎回泣く。
きっと人間が頑張ったことが報われるというものがクライマックスに描かれることが自分の琴線にふれるのだと思う。
ラッパーたちの歌もよかったし、字幕もめっちゃ頑張っていた。兄弟ものと知らなくて実は最初っからやばかった……。兄弟の絆に弱い。