キリエのうたのフジタのネタバレレビュー・内容・結末

【2023#027】
アイナジエンド×松村北斗×広瀬すず×黒木華の演技が最高だった。4人とも劇場の大きなスクリーンで見たいと思わせる美しさと強さがある。
松村北斗の少し陰のある役はなんぼ見てもいいし、広瀬すずはやはり映画が1番輝く場所だな～と思うなどした。

映画全体としてはあまりハマらなかった。映画よりも先に原作の小説『キリエのうた』を読んだのだが、映像化に伴ってやむを得ずカットになってしまったシーンがあったり、文字化のほうが疾走感（展開力？）があったりした点が気になった。2022年に永野芽郁主演の『マイブロークンマリコ』を見た時も感じたが、映像で見るよりも文面で追ったほうが疾走感が出ることもあるんだなということを、本作でも実感した。