このレビューはネタバレを含みます
そのギター持ってる!青葉市子と同じやつ。
パンフインタビューによると、岩井俊二が書き留めていたいくつかの物語を組み合わせたのが「キリエのうた」とのこと。なるほど多すぎるキャストと、3時間使っても主要人物のストーリーの掘り下げが甘いのはそのせいか。
前作「ラストレター」は震災を裏テーマに置いた作品だと勝手に思っている。今作はついに正面から取り組むも、その中身は100円文庫本で読んだ(気がする)ものばかり。
アイナの良さが演技に歌にダンスに際立っていただけに、2時間縛りで主演二人にもっと焦点があたった映画を観たかった。