海外の監督が21世紀の東京をここまで美しく撮ることができるすごさ。そしてとてもおしゃれ。知らない景色もたくさんあったな。こんな映画なかなかお目にかかれない。内容については説明するのも野暮ってもので、そこはぜひ劇場で観て感じて欲しい。
役所広司さんが本当の名優であることも再確認させてくれる。これだけセリフの少ない役柄で魅了されることって滅多にないと思う。兎にも角にも役所広司さんを堪能できる素晴らしい作品。ちょっとした表情の機微がまた良い味なんだよね。ラストのシーンは特に大好きだな。
脇を固める俳優陣も本当に素敵でね。
ある人とちょっとした感傷に浸りながら運河を前に吸い慣れていないタバコと缶のお酒を嗜む。その後なぜか始まる影踏み。オツだ。
197/2023