PERFECT DAYS。
朝起きて仕事して食事をして寝るというなんてことない日々が、いつでも簡単に壊れるということをまた思い知らされた元旦と2日。そんな時に幸いにもこの映画を観ることができた。
ヴィム・ヴェンダース監督の描く東京は、ずっとそこで生きている私にとって単なる風景になってしまっている一つ一つの物事にそっと輪郭を与えてくれた。
幸せや安らぎは、焦って探さなくても、自分の中に、いつもの風景の中に、思い出の中にちゃんとあるから大丈夫だと教えてくれた気がする。
ポスターの真ん中に書かれた、
「こんなふうに生きていけたなら」
は、歴史に残る映画コピーじゃないかと思います。
節目節目で何度でも見たいと思う素晴らしい映画でした。