Junko

PERFECT DAYSのJunkoのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.0

東京でトイレ清掃員として働く平山(#役所広司 )。
朝起きたら、歯磨きをして、植物に水をやる。家を出たら、コーヒーを買う。仕事を終えたら、銭湯に行き、飲み屋さんで飲んで、読書をして眠る。
同じような毎日の繰り返しだけど、決して同じ毎日ではない。

一瞬一瞬を肌で感じて、些細なことでも小さな喜びを見つけて生きている平山さんを見て、「こんなふうに生きていけたなら」と思います。
ブランド品とか、海外旅行とか、大きな家とか、社会的地位とか、外から見て分かる、良いなぁ!と思うものを追い求めることは決して悪いことではないけど、外からはっきりと分かるものだけが幸せ・生きる目的ではない…。

2024年は、悲しい出来事が続いていますね。
「当たり前」なんて決してなくて、何気ない日常を過ごせるだけで、パーフェクトなのだと、この数日間と、映画を見て実感しました。

クリスマスにホームパーティーの食材を買って歩いていたら、信号待ちしていたトラックのおじちゃんが、凄くにこやかな表情でこちらを見ていたのを思い出しました。
あれは、大阪の平山さんだわ。笑

2024年の1本目がこの映画で良かった。
平山さんと初日の出を一緒に見た気分です🌅
Junko

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