どろぬま

PERFECT DAYSのどろぬまのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.2
ブルカラーを題材にした、ミニマリズム映画。トイレが綺麗すぎることや、労働を軽く描きすぎている批判は当然あるだろうけど、人物のやり取り、モチーフの散りばめ方、そして題材の明示化がうますぎる。

カセットで往年の名曲を聴いて職場に向かい、小汚い居酒屋で一杯だけ飲んで、休日に100円で買った文庫本を読みながら寝る。そういったルーティンに憧れると同時に、観ていて幸せな気持ちになった。

ただ、ジム・ジャームッシュの『パターソン』と比べると、心が動かなかったのが自分の中で引っかかっている。家族がいるかいないか、
どろぬま

どろぬま