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PERFECT DAYSのnemiのネタバレレビュー・内容・結末

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

わたしはすごく好きな映画だった。家に帰って他の人の感想を見てみたらいろいろ批判があったが、わたしはそれでも好きだなと思った。
トイレの清掃員はしたことがないけど、3年間朝刊配達をしたことがある。あの世が明ける前の世界全部が青くなって白くなって1日が始まる感じ、外に出た時にぴんと張った、洗われるような空気の感じ、時間を守ってきっちりやることをやる感じ ものすごく美しく描いてあって嬉しく、懐かしく共感できた。仕事に向かうトラック運転手、外を掃除するおばちゃん、ガソスタのカフェで仕事前にコーヒーを飲む人、決まった時間につく窓の光、繰り返されるみんなの生活が少し重なってでも邪魔はしない、心地の良い空気感があったことを思い出した。わたしも毎朝3時から4時は映画みたいな色味の時間だと思っていたから、実際にスクリーンで見れて嬉しかった。
あとは役所広司の演技すごい、表情の演技だけで間を持たせるシーンがあったけどあれすごかった。見入ってしまったし、気付かぬ間に涙が出てきた。
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