🎥トイレ清掃員として働く男性は、音楽や読書や写真を楽しみながら平穏な毎日を過ごしていた。そんな彼にある日思いもよらぬ再会が訪れる。
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わたしにはとても豊かな人生に思える。
ルーティーンは定まっているにしても一日として同じ日はないし、少しずつでも変化があって、敏感にそれを感じ取ることができている。足るを知っている。
また、平山さん自身も非常に感情豊か。
好きな曲を褒められて口元がほころぶのが可愛い。無口でもノンバーバルな感情演技を魅せてくれるのは役所さんの力だ。
一人でいるからと言って決して人間嫌いではなく、自転車まで丁寧な運転や掃除の所作に他者への愛情を感じさせる。
そしてそれらの生活は、人生の辛酸をなめきったからこその到達点だと思わせる。余白が多く、観た人それぞれの心の中で平山さんの物語が想像できるのもよい。
個人的には笑いどころもすごく多かった。
端役に謎の豪華キャスト。
石川さゆりさん演じるスナックママがおもむろに歌い始めた瞬間、そんなことある？？笑と吹き出してしまった。
なにより古本屋さんの女性店主がイイキャラすぎて、しばらくわたしの脳内でモノマネブームが続きそう。
「パトリシア・ハイスミスは不安を描く天才だからね😺」←ニャース声
