Rin

PERFECT DAYSのRinのネタバレレビュー・内容・結末

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

正直なところ前半が退屈に感じてしまった
トイレ清掃で働く口数の少ない主人公の何気ない日常を描いていて、前半はあまりセリフも少ないのに表情やしぐさで感情が伝わってきて面白かったが少々日常のシーンが長かった印象
役所広司の演技が素晴らしかった
スマホを持たず、音楽もカセットで聞くいわゆるアナログ人間な主人公だが、不便そうなところはなくむしろ毎日充実していそう
自分の中の決まった日常を繰り返すPERFECT DAYS
日常の中の小さな変化を楽しみつつ、大きな変化は起こしたくない
こういう人生もありなのかなと考えさせられる映画でした。
木漏れ日を写真に撮るシーンが多かったが、たまに起こる非日常が人生の木漏れ日なのかなと思った
自分と比較してみると、スマホで動画を見ながら食事やお風呂を済ませ、仕事中もイヤホンを片耳にラジオを聴いている生活
でも、こんな生活が嫌いでない
それぞれ自分の中のPERFECT DAYSを送って行けばいいと思う
余白がたっぷりある映画で色々と考えさせられる映画で面白かった
没入できるのでおすすめ
Rin

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