このレビューはネタバレを含みます
いやー、最高だった！
セリフでわからせるのではなく、画で見せる。昨今のセリフで説明してばかりの映画に辟易していたから余計。
ヴェンダースの映画だけど、役所さんの映画だった。
役所さんの演技は本当に素晴らしい。
全ての動き、表情に理由があって、説得力しかない。
ラストのアップ、、、😭
また、カメラも同じ毎日をとても上手く撮っていて、編集も良かった。
音楽も素晴らしい。ラストの撮影の時にはもう曲も決めてあって現場で流していたみたいだけれど、そうですよ、そういう準備がとても大事なんですよ。
にしても、ホントにステキな曲ばかりだったなあ。平山が聞いてそうな。
スタンダードサイズには最初驚いて、映写間違ってるんじゃないの？なんておもったけど、だんだん気にならなくなった。監督やカメラマンの意図とは違うかもしれないけど、私が感じたのは余白が少ないことで情報量が減って芝居に集中できるってこと。スタンダードだから手持ちカメラも良い感じだし。
三浦さんとのシーン、影踏みは泣けたなあ。
同じようだけど違う毎日。
小さな発見、小さな喜び。
与えてもらったことがとても多い、幸福な2時間だった。
今度は今度、いまはいま。
