キャッチコピーに偽りなし。
こんなふうに生きたい、まじで…。
いつも同じ毎日のようでいて、同じじゃない。
少しずつ違う日々の中にある、ささやかな幸せ。
それに気づいて喜びを感じられる主人公の姿に心惹かれた。
こんな風に、毎日少しの幸せを見つけながら生きられたらなあ。
孤狼の血で役所広司すげえええと再確認したけど、こっち系もいいなあ。
言うまでもなく何気ない仕草や表情がうまい。
基本的に無口な主人公の役だけど、喋る相手によって表情や発声が変化する。
この人には心許してるんだな、この人のことは苦手なんだな、ってのがわかる。
そこの塩梅が自然で、見るからに演技ですって感じじゃない。
実際こういう人いるよねーって何回も思った。
最後の長回し(でいいのかな)のシーンの表情が素晴らしい。
音楽もどストライク。
特に大きな事件が起きるわけでもなく淡々とした日常系の映画、ジム・ジャームッシュ好きな人は特にハマりそう。