そるとり

蛇にピアスのそるとりのレビュー・感想・評価

蛇にピアス(2008年製作の映画)
3.7
面白いかというと何とも言えないんだけど、印象に残る映画。

若者の孤独や虚しさ、闇を抱えているが故の心の不安定さが表現されていて痛々しかった。
20歳前後の若い時に見てたらハマっただろうな。

痛みを感じることでしか生きてると実感できないルイが刺青が完成して自暴自棄のようになってしまうところとか、アマとシバの2人がいたから健全(とも言えないけど)な心を保てていたルイがアマを失って抜け殻のようになる姿が、なんだか刺さった。

登場人物のメイクとか服装、渋谷の街並みが平成って感じで懐かしかったー。

あんだけ顔面ピアスだらけにスキンヘッドでもかっこいい井浦新、やっぱりいい。