自分は、ていねいな暮らしに
強迫されてたんではないか、と思った。
映画の役所こうじは、丁寧な暮らしなんて意識せず、清潔に簡素に生きていた。こざっぱりしていた。
映画とは、何かが対立し、登場人物が
何かしらに巻き込まれて、感情が爆発する、
ていう思い込みが自分にあったとも思った。
日常は変化なくつまらないと若い頃は思っていた。しかしながら、今は、日常を普通に送れることが、普通じゃないという気もしている（地震や災害の多い日本…）
映画は、日常を切り取ったもので、
撮り方が素晴らしかった。
東京を愛している人の撮り方だと、生意気ながら思った。東京の、片隅に暮らす人を愛しているような気もした。ありがとう。
三浦友和と役所こうじのツーショットの
対話シーンは痺れた。
ありがとう…。
※追記
役所こうじの自転車と、洗濯物入れるバッグは、使い古されてるが、上質なもののような気がする。あと、音楽の趣味が最高過ぎて、色々センスが光っている。ニコって名前も。
