PERFECT DAYSのいとまどのネタバレレビュー・内容・結末

淡々と流れる日々が美しい。平山は気のいい部屋に住んでいる。銭湯の備え付けの石鹸の香り。カセットテープの音好きかも。破いて選別する写真。おじさんの影踏み鬼。ラストシーンの長回し、音楽と合わさった役所広司の表情がたまらない。なんて顔をするんだ。そしてなんて気持ちにさせるんだ。ゆるやかな日常風景が記憶の狭間に木漏れ日のようにチラチラと輝いて見える。こんな走馬灯を見ながら死にたい。

公衆トイレが個性的で見ていて楽しかった。安藤玉恵のベテラン感が1ショットで伝わる。
公式サイトもデザインが素敵。文字が木漏れ日のように濃淡のついた出方をしていた。