一体人生何周したらこんなに尊い修行僧のような生活をおくれるのだろう…。
主人公平山のような生活は充実していて素敵だなとは思うけど、私自身はどうかといえば、物欲はやまないし、美味しいもの食べまくりたいし、休日はだらだらしてたら終わってた…(自己嫌悪)、みたいな毎日を過ごしているので、何周しても到底無理。
平山の過去も、これから先どうなるのかも曖昧なまま、ただただとある日常を切り取って映し出した、淡々とした内容だけれども、私にとってはとても好きな映画になった。
規則正しく毎日を過ごす平山を見ていると心が穏やかになっていく。
平山のその気品はどこからくるのかも、とある場面で納得がいく。
最初にカセットテープにかける、The Animalsの"The House of the Rising Sun"の使い所は最高!
選曲は好みばかりでわくわくした。