このレビューはネタバレを含みます
美装屋ひらやまの日常を見つめるお話。
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繰り返しの多い日々の中で、情緒を感じられるか。
快適さとは必ずしも並び立たないかもしれないけれど、豊かだなー…
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主人公のひらやまは、必要な時以外多くを語らない。
そのかわり、光、影、音、そして音楽が本当に雄弁w
またそんな彼だからか、わずかな言葉には、ずしっと気持ちが乗る。
にこちゃんのことを、いい子だと伝えるところ、よかったなー…不意に色々と考えてしまった…
あと影を重ねるくだりも。誰かのためにむきになるのだもの…自分に言い聞かせている部分もあったか…
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向かいの敷地を掃く音と、日の出前にあの角部屋から見える紫のライトと、目の前の駐車場に、小さな自販機と…
あの一角は、とっても満ち足りて感じた。
毎朝、彼が微笑むからかなw
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・ひらやまの雰囲気って、ベテラン職人さんのそれと似ている気がする。
・旅先の宿で迎える朝がいいなって思えるのは、非日常が助けになって、いろいろと気付けているからなのかも。
・岡潔の春宵十話が浮かんだ。
・心情と絵がすごく調和して感じられた分、特殊なトイレたちが少し違和感だった※経緯は承知の上で…あとハグはないかなw
・彼が通う先々、どこも初めの1日があったんだよなーと…
・にこちゃんが来てから家に鍵かけてるのいいよねw
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・ルック1.0
・シナリオ1.0
・役者1.0
・深度1.0