がんさ

PERFECT DAYSのがんさのネタバレレビュー・内容・結末

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

美装屋ひらやまの日常を見つめるお話。

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繰り返しの多い日々の中で、情緒を感じられるか。

快適さとは必ずしも並び立たないかもしれないけれど、豊かだなー…

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主人公のひらやまは、必要な時以外多くを語らない。

そのかわり、光、影、音、そして音楽が本当に雄弁w

またそんな彼だからか、わずかな言葉には、ずしっと気持ちが乗る。

にこちゃんのことを、いい子だと伝えるところ、よかったなー…不意に色々と考えてしまった…

あと影を重ねるくだりも。誰かのためにむきになるのだもの…自分に言い聞かせている部分もあったか…

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向かいの敷地を掃く音と、日の出前にあの角部屋から見える紫のライトと、目の前の駐車場に、小さな自販機と…

あの一角は、とっても満ち足りて感じた。
毎朝、彼が微笑むからかなw

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・ひらやまの雰囲気って、ベテラン職人さんのそれと似ている気がする。

・旅先の宿で迎える朝がいいなって思えるのは、非日常が助けになって、いろいろと気付けているからなのかも。

・岡潔の春宵十話が浮かんだ。

・心情と絵がすごく調和して感じられた分、特殊なトイレたちが少し違和感だった※経緯は承知の上で…あとハグはないかなw

・彼が通う先々、どこも初めの1日があったんだよなーと…

・にこちゃんが来てから家に鍵かけてるのいいよねw

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・ルック1.0
・シナリオ1.0
・役者1.0
・深度1.0
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