いつも変わらずそこにあって、だが1つとして同じ瞬間はない。
同じ時間に起き、同じ様な日々を過ごす、だが1日として同じ日はない。
そよ風に、或いは台風に揺られ落ちる影は、重なれば濃くなるのだろうか。
きっと濃くなるさ、変わらないなんてことがあってたまるか。
不安と恐怖はイコールじゃない。
反芻された時の線は一見黒くて退屈かもしれないが、解像度を上げてみればそれは小さな幸せが詰まったカラフルな点の連続かもしれない。
ホコリだって超アップで見たら鮮やかな糸屑のかたまり。
今、日々を反芻してしまいかかっているけど、平山さんみたいに世界を見れるかな、見たいな。
そしたらきっとパーフェクトな日々が待ってる。
今この時に映画館で観れて良かった。
ラストシーンの車中の役所広司には鳥肌が立った。
10段階中15です。
