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PERFECT DAYSのよーのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
3.9
東京の公衆便所の多様さ。まずこれがおもろい。それだけで何かの資料になるレベルじゃないのか。そして、役所広司の顔による演技よ。うますぎ。柄本時生のクズさ加減も。ダウン症である幼なじみとの絡みがなかったらわりと救いようのないキャラ。

あの内容で二時間飽きずに観れたの自分でもちょっとビックリした。たぶん、おもろかったんだと思う。たぶん、というのは、あの生活・物語に対する違和感、あれを羨ましく感じたり褒めたりするのは、何だかちがう気がしていて、これがまだうまく言語化できないでいる。1つとして同じ日はない。退屈に見えて自分にしかわからない幸せのルーティンがある。パーフェクトデイズ。素晴らしいね!でも、みんな本当にあんなふうになりたいのかと言われるとそういうわけではないですよね……?

1つ気になったのは役所広司が毎朝家出る時、鍵かけてなかったような気がする。不用心すぎひんか?でも、姪っ子が鍵を開けるシーンはあった。いつ閉めたん?見逃してしまっているだけなのかしらん。

姪っ子連れてお風呂に来たら、常連がそわそわしだすというシーン、あれにはニタニタした。
よー

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