2024年7本目
映画館1本目
ループする日常。毎日同じようにみえて新しい小さな変化。毎朝ドアを開けて同じ空を見上げてその変化を楽しみ、似たようでいて2度と訪れない木漏れ日の影に歓びを感じ、そして知らない音楽をカセットテープで聴いてそのグルーヴを感じたり。
スマホや動画、下ばかりみて自分のいる世界に右往左往させられてるわたしたちに、もっと自分のあしもとをみたら、世界には楽しみと歓びがあふれてるはずだよ、って語りかけられているような、穏やかで静かな優しさと愛にあふれた映画だったー
そして、わたしはこの映画は音楽映画だったのかと、とても意外で嬉しくなった。
すべての主軸に音楽があって、それが嬉しい。
カセットテープの音楽もめちゃくちゃラインナップ最高だったし、石川さゆりのブルースも泣けた。
Spotifyにある誰かが作ってくれた、毎日のカセットテープのプレイリストを聴いて楽しんでる。
大好きなヴィムヴェンダースが、(小津安二郎に影響を受けているのは知ってはいたけれど)まさかこうして日本が舞台の映画を撮るなんて夢みたいな出来事だよね。
