毎日同じ様で違う。だけど劇的に何かが違うわけでもなくて穏やかに暮らす。
トイレ清掃員の平山の生活を垣間見る日常映画。こういう日常映画は本当に展開の波を丁寧に作らないとつまらなくなるし、日常じゃなくなる。そのバランス感覚が絶妙過ぎた……。
流れる曲のセンスがずば抜けて良かったり、出てくるトイレがとてもモダンなアートトイレだったりとちゃんと画が映える。そこに加えてやっぱり役所さんの演技力がもうずば抜けてて、寡黙な平山の細かい一挙手一投足に目が行くようになってるのも凄い。温故知新を地で行くような古さと新しさが混ざったとても不思議な映画でした！
