評判が良く、役所広司なので、初視聴
決められたルーティングを繰り返すことでのそこはかとない満足感や、誇りとやりがいを見出して仕事に没頭する役所広司を、どこか自分を重ねてしまい、なんか見入ってしまう、そんな作品
他者からの干渉を求めず、不文律な自分世界で生きていくことの尊さと、外部刺激による心の乱れは、視聴者側の自分と向き合う時間に比例し感じるものがある気がする
金銭的余裕があるとかないとかとは別にレトロを好む主人公の趣味やセンスも、なんかグッとくる
今あるものを大切に…と言われているような、モノの本質を慈しみ、慎ましく生きていくことの素晴らしさを、捉え方によってそんな宗教的な教示を受ける作品に感じた
自分も明日からは、朝起きたら布団を畳み、歯を磨き、植物に水をあげ、仕事に向かいたいのだが、近所にお寺がなく坊主が竹ぼうきで掃除してないから、起きる初動が最難関だ…🧹
そして、影は重ねて濃くなるかは、光源の光量と遮蔽物の透過性によるので、街頭の灯りでおじさん二人を重ねる実験環境では少し証明しづらいのは、名優二人の演技と作品の邪魔になりそうだから、ここは黙っておこう…🤫