このレビューはネタバレを含みます
自分たちの生活は誰かが見えない所で支えてくれていたからこそ、世界が成り立っていたのだと強く実感した
同時に平山さんの現実と夢の間にふわふわと漂う感じに切なさを感じた、単なる孤独感ではないのよ、いつものルーティンをこなす「これでいいんだ」と思考停止しているようで見ていて辛かった
平山さん、世界は繋がっているようで繋がってないって諦めたような表情で言ってたけど、世界(他の人)が交ざった時の彼はえらく動揺していたように見えた
世界は繋がってないようで繋がっているの意味は人との繋がりを求めているからこそのこの思考になるといえる
だから、このセリフを言える平山さんは自分から人との繋がりを避けたんだろうなって
どんな過去があったのかは知らないが、人より幸せを探して追い求めていたのは彼なのでは?と思う、表面的な意味ではなく
ピントがあってない写真があってもおかしくないように、この映画でもピント合わない、フレームがブレるシーンがあってて良かった
二度同じ木漏れ日はない
ラストシーンの何とも言えない表情の移ろい、魅入れた
でもハンドルを握るシーンがなんか不自然だったな、今までが自然だったのになぜ?