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PERFECT DAYSのeのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
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影、陰
木漏れ日が作る影と、透けて見える葉の美しさに目を細める瞬間、本当に愛おしく思っているように見えた 役所広司さん凄いなぁ..
・葉っぱの影、朝日、夕陽、夜の電灯の影
・社会の陰

凪のように穏やかで確立された「perfect days」の美しさを描いた前半。煩悩も感情の起伏もない、世俗から離れた菩薩のような平山さん。後半にみせる喜怒哀楽で、初めて人間味を感じる

箒を掃く音で朝目が覚める。布団を畳んで角に寄せる。階段を降りて、鍵や小銭を取って家を出る。自販機の缶コーヒーを飲む。車を出す。くまなく掃除をする。この確立された、美しいルーティーンを死守する

住んでいる世界が違う。
彼の内面には、際限のない豊かで穏やかな世界が広がっている。
失恋(未遂)直後の影踏み
フィルムカメラ屋さん、コインランドリー、駅ナカの居酒屋、銭湯。あの生活が定着するまでの軌跡

今度っていつ?今度は今度、今は今。
毎日の積み重ねと、知足
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