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メイ・ディセンバー ゆれる真実のmhのレビュー・感想・評価

3.6
Fan’s Voice独占最速試写会 6/19行ってまいりました。

過去の事件を題材にしているもののフィクションとしておりますので、現実の事件と大きな違いがある事をまず書いておきます。

HPにもその辺りのことは書いてありました。

映画化が決まり役を演じる為に会いにくる女優。

一見幸せそうに暮らしているこの歳の差カップルと子供たち。

子どもは大きくなってますし、もうここまで来たら世間的にも許されているんじゃない?と思う訳なんですが、そうは問屋が卸さない的なドラマチック過ぎる不穏な劇伴ずっと流れてるんですよ。

これもう劇伴がやりすぎなの🤣
もっと違う曲だったら完全イメージ違ったなくらい。

エリザベス(ナタリーポートマン)はグレイシー(ジュリアンムーア)をどういう人物だと思ってどう演じるつもりで来てるのか?って腹もよく分からない。

せっかく時間を割いて女優の質問に応じても嫌なヤツとして表現されてしまう可能性も大アリなわけで、2人の関係も微妙な訳ですよね。

一体、皆んなどんな思いを心の奥底で抱えてて、それを女優は掴んでいくのか、気になって観ている訳ですが、まぁ、23年間の色々を1日や2日位で分かろうという方が難しいかも😓

ナタリーポートマンとジュリアンムーアが本当にすごい存在感。
特にジュリアンムーアの歳下の男を騙しそうなあの感じ😂なんなの天才なの🤣
そこの説得力も凄かった。

観終わると、まったくスッキリしません。
ハッキリとこうだ!みたいな結末が無い感じなんで、もうホント感想書きにくい。

全然何にも感じない人もいるだろうし、逆にツボる人もいるかも。
ただ女優のふたりの演技が素晴らしい。
音楽は笑っちゃうくらいコレじゃないだろ?感満載🤣な作品です。

アフタートークはfan's voiceさんの試写会ではもうお馴染みの深田晃司監督😆

深田監督の話はかなり面白かった。
よくわかんなかった、もしかしてそういうことかな?みたいなところを言語化してくれて多分こうじゃないかなとか、監督としては…なんて話をしてくださったので、このモヤモヤ映画も幾分霧が晴れた感じになりました😂

フィクションとは言え、現実の事件が題材なので、かなり色々あーだこーだ言いたくなるし、考えさせられるテーマではありました。
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