このレビューはネタバレを含みます
《覚書》
実話をたたき台にして作られたフィクション。
とはいうものの、やはり純愛として描かれるわけはなく、(愛し合っていると自己暗示をかけて生きるしかないのか、もくしは本当に信じきっているのかは分からないが)お互いがお互いを必要としています、幸せなんですという体で生活する女。
そして、女が信じる幸せな家庭生活の枠の中でしか生きれない男。子供を持ち、仕事もし、成人として生活をしているのに、精神的に成熟しておらず、枠の中しか知らないとも言える。
どんな視点でみても、性欲で繋がって、性欲から勘違いして、しばらくはそれでも持つでしょうけど‥という感じ。
実際にこんな事件があったと知っているだけに、フィクションだと分かっていても、女側の異常性をノンフィクションだと思ってしまう瞬間も。
信じそうになる自分を引き戻しながら鑑賞。
ナタリー・ポートマンが、どんどんジュリアン・ムーアに似てくるのを見て、ヘアメイク、選ぶ洋服の重要性に気がつく。
暑くて髪の毛一本結びで出歩いている自分を反省。