ウクレレまさあき

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命のウクレレまさあきのレビュー・感想・評価

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イタリア文化会館の特別試写会にて鑑賞。

隠れる先は、母のスカートの中か、教皇のガウンの中か。

イスラム人家族の少年が、身に覚えがない洗礼を理由に教会によって連れ去られ、ローマで教皇のもとで育てられる。両親は奪還を目指し、新聞社への情報提供や、裁判で訴えるも...

イスラム教とキリスト教、母親とローマ教皇、イタリアとローマ、それぞれの対立構造の中心にエドガルドが居る。

キリスト教、教会は荘厳で人はいけ好かない。
普段自分では観ない映画、なので新鮮。意外と面白かった。人に薦めるかは微妙。『オーメン:ザ・ファースト』『No.10』観てたら楽しめるかも。

上映後、押場靖志氏(学習院大学講師)のトークイベント。歴史的な理解の助けになったし、面白かった。
・ポケットの中の握り拳、が今回も。
・ローマ教会の崩壊。
・壁を隔ててイスラム教とキリスト教。元は同じ。