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エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命のsashaiceのレビュー・感想・評価

3.5
rapito "誘拐"

感情的に宙ぶらりんの状態で入り込むのが難しかった。異端審問の影響が強かった時代、バチカンの悪事、行き過ぎた政治権力、良心が揺らいだカトリックの歴史、ローマ教皇の恥部を曝け出すイタリア映画の雰囲気たっぷりの作品。

床舐めて十字を描くシーンはぞっとした。
ユダヤ教徒として生まれた少年が、誘拐されてある日突然親から引き離されてキリスト教徒として育ててられる物語。弁解の余地のない違法性だけど、エドガルドが不幸そうにも見えないし、残酷に扱われていたわけでもないのでいまいちどちらに傾けばよいのかわからないとこが難しかった。
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