前作がいまさんくらいでピンとこなかったナンニ・モレッティ監督だが、映画撮影の現場が出てくるんなら観てみようと決めて当たり。モレッティ監督もやはり創造者かつ表現者として、このご時世にものを申したかったんだろう。全体的に辛辣なトーンだが笑える。一番笑ったのは家族で映画を観はじめたはいいが…の部分。『そ〜そ〜!だから配信を家で観るんじゃなくて映画館で観るんだよ!』とうなずかされた。
それにしてもみんな大好き「8 1/2」だな(笑)
※ マチュー・アマルリックのイタリア語に舌を巻いた。バカロレアでイタリア語を選択したのだろうか?