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落下の解剖学のpennylane0116のネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

いやー、、精神的にキツかったですね。夫婦喧嘩のシーンなんかリアルすぎて…。夫婦の住む場所、どっちの言語を使うか、子供の教育、どれも刺さりますね(夫婦間英語の日仏カップルin Franceなので…)聞いていてかなりデジャブだった。何がキツいって2人とも納得できること言ってるの。ある意味バランスとれてるの。どっちが悪い、ってならないの。お互い様なの。そんな夫婦喧嘩、すごくない?

わんこのシーンもキツかったですね。CG?リアルすぎませんか。あそこで息子くんが言われるアドバイス。刺さりますね…。あの年齢で決断を迫られる。『どうしたらいいの!』って言いたくなるよ、わかるよ。

夫婦喧嘩を聞かされる少年を見るのつらいよ。それを見る母親をみるのもつらい。観客に相当なストレスをかけてきますよ。

週末1人で過ごしたいって言われるとこ、つらい。泣くよ、私だったら。てかタフだよ、このママ。

ラストは大好き。どんでん返しや、私たちにスッキリする解答を見せてくれることもできたでしょうに。しないんですよ。それがリアルなんです。私たちには知る権利もなければ方法もない。こういう可能性がある、どっちかな?って説得、納得するしかない。うまいですね…ハァ。

弁護士との微妙な描写やすぐ帰宅しないところはまたイヤーな感じでしたね。わざとだろうね。弁護団がサンドラを信じてない(ぽい)とこもリアルでした。
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