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落下の解剖学のMaのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.0
2024年劇場:8本目
2024年:13本目
202402:5本目

・シナリオ:☆☆☆☆★
・演出: :☆☆☆☆★
・雰囲気: :☆☆☆☆★
・個人的好み: :☆☆☆☆★

カンヌ映画祭パルムドール受賞作。

とある家族の父親が突然の落下死、目撃者は盲目の息子だけ、なにやら母親が怪しそうというあらすじ。

現場の物証や関係者の証言から夫婦の関係が明かされていき、容疑者を解き明かすのではなく家族内で起こっていた問題が明かされていきます。

人里離れた一軒家に暮らす家族、息子は盲目という設定上、家族の間に起こったことは誰もわからない、周囲がどう受け取るのかという状況。

夫婦という立場で生じる軋轢や嫉妬嫌悪感などが描かれるシーンはなかなかリアリティがあり見ていて苦しいものでした。

家族内の問題、過去にセクシュアリティや国籍、障がいを絡めておりその辺りの要素がカンヌ審査員の目に止まったのかなと。
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