第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最高賞のパルムドールを受賞したヒューマンサスペンス。
どんなオチが待っているのかと色々と想像しながら見ましたが、これはア〜となる脱力感。なんともフランス映画らしい終わり方でした。緊迫感こそただならぬものがありましたが、終わってみれば物足りなさも覚えてしまう。実際の裁判なんてこんなものなのかもしれませんが、鑑賞後にはモヤモヤが残ります。
それにしても犬が白目むいて嘔吐する、あのシーンはどうやって撮影したんですかね?神懸かり的に演じた犬のメッシくんから一瞬たりとも目を離せない。迫真の演技でした。