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オッペンハイマーのツタヤのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.8
時間軸を巧みに操って語られる天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落。伝記映画となる今作でも、時間軸を解体再構築するいつものノーラン節は健在でした。

複雑な時間構造だけでなく登場人物や専門用語の多さもあって、物語の把握は必要以上に難しい。人物紹介なしでもアメリカ人なら分かるんでしょうけどね、、当方ニホン人。馴染みのない登場人物が多く、なかなか厳しかった。原爆投下を伝えるラジオニュースもニホン人としては心情的に厳しいシーンです。

それでも、キリアン・マーフィ、ロバート・ダウニー・Jr.、マット・デイモン、ケイシー・アフレック、ケネス・ブラナー、ラミ・マレック、エミリー・ブラント、フローレンス・ピュー、ゲイリー・オールドマンなど、一枚看板役者たちが集結し展開される演技合戦は見応えあり。

なお、フローレンス・ピューだけがやたらと裸にさせられていたのは、少々気の毒に感じました。
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