カズザク17

落下の解剖学のカズザク17のレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.0
殺された事も証明出来ない。自殺であった事も証明出来ない。事故死であった事も証明出来ない。何が真実で、何が嘘なのか?どこまでが真実で、どこからが嘘なのか?真実・真相は最後まで闇の中…謎が謎のまま終わってしまう映画。予告編を見て思い描いていたイメージ…本格的なミステリーとは程遠く、多少のストレスや消化不良が残ってしまう。それが残念ではなく、見ている側が、人それぞれ謎・闇の部分を自由に発想出来るから、ある意味楽しく奥が深い映画立ったように思える。
うるさい音楽に耳栓…耳栓をしたままであれば、うるさい音楽を気にせず眠る事が出来るくらいなので、子供の声は聞こえなかったはず…。耳栓が外れてしまったのであれば、うるさい音楽が邪魔で、こちらも子供の声は聞こえなかったはず…。最初に抱いた違和感は、最後まで違和感のまま…不思議な感覚で、気が付けば映画を楽しんでいた。