落下の解剖学のmomokoのネタバレレビュー・内容・結末

面白い。最悪な名「夫婦喧嘩」シーンのある映画はいくつか思い浮かぶけどいやこれもかなり嫌だった(褒め)、そして事実は分からないのだが、どうしても物的証拠が足りなくて分からないことについては状況を整理し自分で考えなければならない、答えの候補が２つあれば、最終的にはどちらかの決断をしなければならない、という裁判というシステム、これはどういう根拠に基づいてこういうやり方が採用されたのだろうと急に気になってきたし、この争いに巻き込まれた子どもが下した決断、これで良いのか・・が分からない(最後の母息子抱き合う、というより息子が母を抱えるみたいなあの描写により)。ということで裁判的な結果は下されるものの映画鑑賞後はモヤモヤ不穏感しかない。長い夫婦喧嘩でも、これ男女逆だったら全然違う印象になるよなあと思うし、まあ大体の人に思い当たる節のある色々な偏見に否が応でも向き合わされるわけで、それも居心地悪い！