よー

落下の解剖学のよーのネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

妻はけっきょく無罪という判決を受けたが果たしてどうだったのでしょう。絶対黒でしょーって思ってたけど、夫をリスペクトするような発言もあったり、普段の振る舞いなら絶対裁判後に弁護士や子供の面倒見てくれてた女性と寝るかと思いきやそれもなかったから、白なのかも……なんて思ったり。いずれにしても、良い母親ではなかったし喧嘩で相手を小バカにするような態度取るような人間はとてもじゃないが善人だとは思えない。そう思うとリスペクトを感じる発言も演技か……。やっぱ黒!
喧嘩シーンもマリッジストーリー思い出して「もう頼むから喧嘩はやめて……」となってしまうくらいの迫力。特に暴力のくだりは裁判所にて全員で音声のみ聞くというところが後の裁判のやりとりにしっかり効いてくるのがうますぎてビビった。
だが、この物語の核は黒か白かなんてことではなくて、二択あったときに自分はどういう態度でそれに臨んで、自分で選んだその決定を信じるか、ということだろうか。息子はよく我慢したし、あのタイミングまで泣かずにいたのは本当にすごい。そして選んだ。ビシビシきたわ。
ほんで犬かわいすぎて好き。
よー

よー