このレビューはネタバレを含みます
長尺のカットが多く、テンポがスローに感じた。クラシックのようであり、不協和音のように不安感を感じる音楽が良い。
法廷劇の特性上、どうしてもシーンの変わり映えがなく、映像表現に工夫を施しているとはいえ、飽きてしまう部分はある。
POV のように、激しくブレながら地面を映すカットなど、間に挟まる独特なカットは印象的。
特に終盤の法廷でのシーンでの、ダニエルを演じた子役ミロ・マシャド・グラネールの演技は本物にしか見えない。顔アップの映像で進み続けるのは、挑戦的だし、その技量は賞賛に値するだろう。