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落下の解剖学のfkrのネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

@Amazonプライム まあ良いのだが。 最後のハグシーンで息子が抱きかかえるような態勢になるのと、犬が母親に寄り添って眠る画で色々と想像してくださいという作りになっていて、その辺の驚きはじわじわと来て良かったのだけど、それに至るまで計152分も必要だったのか。それまでの過程に存分な見応えがあればいいけど、内容に対して画面が伴っていないのでは。母親がやったのか、やってないのかという筋しか求心力がないと見える。 単純に母親の犯行と捉えられるし、見返すと序盤の息子が木の棒を徐々に大きくして犬に投げていたり、後半犬に実験するサイコ味を鑑みると息子も怪しいし、最後の息子の証言通りだと父親の自殺かもしれない。いずれにしても決定打はなく、それこそを楽しむ作りなのだが、それは見終わった後の楽しさなんだよなあと。 しかしとは言え、犬の演技?が凄い(薬のシーン)。舌を出して苦しそうだったり、表情が止まったような感じになったり。元気になった後、目線を左右に泳がす仕草はもはや人。CGなのかな? 見分けがつかない己の盲目さに嫌気がさす。
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