チュニジアは自分にとってとても大切な国。だからこの事件のことも微かに耳にしていた。
ISISに志願して家を出た娘2人のいきさつを、役者を交えて本人たちに演じさせる姿をカメラは映す。
演じることによって記憶を追体験していく姿は『アクト•オブ•キリング』でもそうだったが観ていて本当に辛い。
疾走した姉2人を役者が演じ、仲の良かった4姉妹がかつてのように談笑する姿が美しい記憶のように蘇るのが本当に胸が痛くなる。
“わたしも娘を恐れ、娘を守れなかった。そして娘を失った。”
僕も、自分の子供にかつて僕が親にされて嫌だったことを無意識のうちにしてしまいそうでそれがとても怖い。
彼女はそれを”呪い”と呼ぶ。