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関心領域のRENのレビュー・感想・評価

関心領域(2023年製作の映画)
3.9
アウシュビッツの柵と煙突。 1番ホロコーストの近くにいる家族。その領域、関心を観察する。
気味が悪い程にごく普通の生活を送る家族に言い知れぬ負の感情が湧く。それを魅せる美術的演出、そして音響効果。生活を営む景色に銃声や断末魔がひっそりと響く。アカデミー賞受賞も納得の演出。
妙にアーティスティックなのが不気味さを際立たせる。エンドロールのサントラは今年の映画で1番不気味な楽曲。
ラストに至るまでおぞましく圧倒された。
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