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52ヘルツのクジラたちのRENのレビュー・感想・評価

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
4.7
ンッ!これは地雷ジャンルだッ!
傷を負った若人。悲哀と絶望と愛が交差し、強烈な演技と演出によって力強く物語が描かれる。
児童虐待の少年との出会いによって明かされる主人公の人生。人と人を繋ぐ糸、それは縛りつける呪いにもなる。聴こえない筈の鯨の鳴き声が伝播していく。喜びも、悲しみも。
そして、その物語は自分自身に一抹の危機感としてのしかかってきた。
圧倒的な130分。筆舌に尽くし難い程に素晴らしかった。しかし、これっきり二度と観たくない映画でもあった。
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