けろりーぬ

関心領域のけろりーぬのネタバレレビュー・内容・結末

関心領域(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

黒、白、赤の画面。ドキュメントのような映像や現実に戻されるシーン。アウシュビッツで行われている恐ろしい行為とは正反対に映像が綺麗で恐怖を感じるほど。
縞模様のパジャマの少年に出てくる少年も、近くに住んでいて同じように焼却炉から出る煙を見ていたのだろうか。
無関心。大学の授業で犬の殺処分のドキュメントをみたとき、アンケートで気分が悪くなるから見せないでほしいと書いていた生徒がいて、先生(ハンナアーレントの専門家)は優しくでも厳しく反論していた。
自分は無関心でいるか。見たくないものもちゃんと見て考えることが大切と思うけど、考えるだけでは何もしていないのと同じなのかもしれない、それでもこの作品を観て何か感じたり考えたりすることが大事だと思う。
パンフレットや考察読んで、ハンナアーレントちゃんと勉強したいと思った。
けろりーぬ

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