第2次世界大戦下の
アウシュビッツ強制収容所の隣で
穏やかに暮らす
ルドルフ・ヘス所長一家の
日常を描いた作品
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ポーランドを占領した
ナチス・ドイツが
ユダヤ人を根絶する計画のために
作られた強制収容所、アウシュビッツ
そこでは、
多くのユダヤ人が
身包み剥がされ
労働者と
労働力のないものは
ガス室へと送られ虐殺
また、子供達の人体実験も
行われていたという
物語は、
ここの所長ルドルフ一家の
日常を淡々と映し出し
残酷描写は一切ない
しかし、ルドルフの家族は
ユダヤ人から
回収した衣類や物を
躊躇うことなく身につけ
塀の向こうから聞こえてくる
銃声すらも気にしない
何が怖いかって
ユダヤ人の遺体を
効率よく焼却する
やり取りや
家の窓から見える
遺体を焼却する煙
塀の向こうで起きている
ことを悪とは感じない
家族の姿
そして中盤からは
アウシュビッツでの様子が
強調された音声が
リアルに伝わってきて
終始、音響が秀逸でした
とはいえ
家族が恐ろしいほど無関心で
この状況が子供にも
影響している状況に
観ていて怖くなり
収容所の様子＋
ルドルフ一家の無関心さを
突きつけられた上で
迎えるラストが
とにかく重い作品でした
