ドイツ軍人の家族の裕福な暮らし、日常が切り取られその後ろで銃声や黒い煙が立ち上る。直接的な表現を用いずに家の外で何が行われているかを表現するのがとても上手いな。家の外ではユダヤ人が焼かれ、多くの人が死んでいるにも関わらずそこに無関心で、奥さんがこの家を気に入り手放したく無いと思う程なのが一番恐ろしい。普通に考えれば隣で罪なき人が毎日1万人焼かれてます、なんて気が狂いそうなのに自分の領域以外にはなんの感情も持ち合わせないのだ...。理想が重なればそんなこと他愛もないのか。
まさかここで終わるんじゃ...ってとこで終わっちゃった。
